文庫本として持ち歩こう


そもそも私がパームサイズPCを欲しいと思ったきっかけが、「小さい端末で寝っ転がって読書ができたらいいのに」という考えからでした。
テキスト化した文章やスキャンした画像を文庫サイズのパソコンで読んでみたらどんな感じになるか、実験してみたかったのです。
いくつか文書ビューワソフトを試してみたのですが、最近のお気に入りはこれです。

【RubyReader】  片山 功士氏作 フリーソフト

rubyread.gif 文書設定では、「読める文書の種類」、「縦書きか横書きかの選択」、「画面の方向」、「フォントサイズ」や「行間」、「ルビ」、「太字」(=左図は太字モード)など、いろいろ細かい設定が行えます。

読める文書としては、通常のテキストに加え、青空文庫形式やマイクロテクノロジーテキストをサポートしています。

文書の保存先も本体側のメインメモリ、メモリカードのどちらでもOKです。
(どちらも\My Documentsというフォルダの配下にデータを置く必要があるようです)

アクションコントロール、スクロールボタンで行送りができます。













他にもいくつか有力なソフトがありますので、ご紹介します。



【KVIEW】  伊藤 栄一郎氏作 フリーソフト

kview.gif 表示は、今のところ横書きのみです。

「フォントサイズ」、「行間」、「エディタ」の設定などが行えます。

読める文書はテキストファイルです。

あらかじめ文書の入ったフォルダをBookmarkしておくと、E-500の左側面のアクションボタンなどで、文書ファイルの選択や、画面のスクロールができ、片手で読書が楽しめます。















【Book Reader】 潟}イクロキャビン シェアウェア \1,000 試用可

bookread.gif H/PC対応となっていますが、E-500でも一応使えました。

「表示」メニューでは、「縦書きか横書きかの選択」、「行間」、「フォントの選択」、「文字の大小」、「ルビ・脚注表示」、「横倒し」(=左図参照)などの設定があります。

「移動」メニューでは、「しおりの設定」、「文頭・文末へ移動」などの設定があります。

読める文書はテキストファイルと、青空文庫形式のファイルです。

動作保証外のE-500ででチェックしたせいかもしれませんが、縦書きモードにすると、「っ」、「ー」などの文字が正常に表示されないことがありました。

しかし徐々にバージョンを重ねているようなので、ぜひパームサイズPC用に正式対応してほしいものです。








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