デジカメ動画の再生


私の所有する動画デジカメ(SANYO DSC-SX150)は、QuickTimeムービー形式(*.mov)での動画保存が可能です。
そのままでは容量が大きいので、E-500添付CD-ROM内の「モバイルビデオコンバータ」をデスクトップにインストールし、*.movファイルを*.cmfファイルに変換します。
カシオ独自のcmfファイル形式は、かなり動画ファイルの容量を圧縮できます。
これらの動画ファイルをE-500に持ってきて、楽しもうと思います。

テストとして私は約40秒間の動画を撮り、カードリーダー経由でデスクトップにファイルをコピーしました。

はじめは再生や編集・変換ソフトなどをネット上で探したのですが、なかなかソフトが無い上に体験版のダウンロードはかなり時間がかかります。


150-kit.jpgそこで結局SX150のオプションであるパソコン接続キットを購入したのです。(\7,980でした)

これには再生ソフトの「QuickTime4 PRO」、動画編集・変換ソフトの「Ulead VideoStudio3.0SE」をはじめ、各種ソフト、PC接続ケーブルなどが入っており、割とお買い得感がありました。(接続ケーブルは不要だったのですが(;_;))





まずは何の加工もしていない素の状態の動画クリップを、「QuickTime Player」で再生してみます。

画面が小さいせいもあるかもしれませんが、「わりと綺麗に撮れてるなぁ」という印象を持ちました。
音声は少しこもっているような気もしましたが、息遣いなどの小さい音も捉えていて感心しました。
テストとして撮ったものだったので、編集はまた別の動画でやるとして、今度はこれをMPEGファイルに変換してみようと思いました。
MPEG形式のファイルにすれば、「Windows MediaPlayer」などでも再生できるし、E-500での動画再生もやりやすくなると思ったのです。

冒頭でも書いたようにE-500で動画再生をするには、まず各種ムービーファイルをcmfファイルに変換する必要があります。
CMFファイルに変換可能なファイル形式は、QuickTimeムービー(*.mov)、MPEG(*.mpg)、AVI(*.avi)なのですが、QuickTimeムービーの新バージョンであるSX150の動画クリップはサポートしていないらしく、変換できませんでした。

そこで、一旦この動画クリップ(*.mov)をMPEGファイルに変換し、更にそれをカシオのcmfファイルに変換しようとしたわけです。


video.gifMPEGファイルへの変換作業は、「Ulead VideoStudio3.0SE」(左図)を使って行いました。(詳しいマニュアルが入っていなくて手強かったです....(^^;))

QuickTimeムービー(*.mov)→MPEG(*.mpg)に無事変換され、「WindowsMediaPlayer」で再生ができました。
画質はそれほど変化無く、コマ落ちもありませんでした。









そして、今度はそのMPEGファイルを「モバイルビデオコンバータ」でCMFファイルに変換し、E-500で再生してみました。
結果としては....
コマ落ちはしないまでも、かなり画質の粗さが目立ち、満足のいく結果ではありませんでした。
音声は何とか元データのレベルを保っていたようです。

どの段階での変換設定が悪かったのか、それとも元データの画質をFINEモードにしないのがいけなかったのか、これから少しずつ確認していこうと思いますが、「SX150&E-500ミニシアター」への道のりはまだまだ遠そうです。



私の最終目標は、「E-500で映画を見ること」なのです。
ビデオデッキとPCの間にMPEGキャプチャー機をつないで動画を取り込み、それをcmf形式に圧縮してE-500に転送、という考えがあります。
マイクロドライブもそれを目当てに購入したようなものです。
映画やドラマ、子供の動く映像などを持ち運べるかもしれない、と思っただけで、とてもワクワクしてしまうのです。


2000.2.10UP




【追記】 2001.2.10

E-500はもう2年ほど前の機種ですが、このようなマルチメディア機能が現在のPocketPCにも受け継がれ、発展しています。
ザウルスMI-E1での動画再生はまだ試していませんが、私が憧れた「どこでもミニシアター」はさまざまな小型端末で実現しつつあるようです。