以前はルーズリーフで作った家計簿をつけていましたが、Excelで自己流の家計簿シートを作ってみました。
家計簿は手軽に入力できないと続かないものなので、起動の早いJornada680のPocketExcelに転送して、何ヶ月か使いました。
しかしその後Jornadaを手放すことになり、何とかE-500で代用できないかと考えました。
有名な「家計簿ひかる」や「D-Money」なども気になりましたが、使い慣れたシートを活用したいと思い、表計算ソフトを探し始めたのです。
そこで見つかったのが「SpreadCE」です。
このスクリーンショットは英語版ですが、日本語版もあります。
取りあえず英語版のレビューですが....
Jornadaで使っていたPocketExcelのファイルを、早速開いてみました。
結果は、
・セルの日本語表示は可能でした。
・白黒画面なので、項目の色分けはできません。
・一応計算式は問題無く読み込まれ、正常に計算されました。
(使用できる関数は、添付のReadme.txtに書いてあります)
・最新版ではグラフ表示も可能です。
画面が小さいのでスクロールを多用する必要があったり、Excelのシートもダイレクトには読めません。
CSVファイルの読込をサポートしているようなので、データを*.exl→*.csvに変換して持ってきてみましたが、文字化けしてしまいました。
それでも、このシートだけで家計の収支が見られるというのはとても助かるので、私の用途としては使えそうな感じです。
>MicrosoftでもパームサイズPC版のPocketExcelを出してくれると良いのですが、そういう話全然無いんでしょうか....。
ついでにExcelでPocketExcelのファイルが読めるようにしてほしいです!
2000.2.10UP
【追記】 2000.3.2更新
PocketExcelファイル(*.pxl)とExcel97ファイル(*.xls)を相互に変換する方法がわかりました。
これで家計簿用途に限らず、デスクトップ側のExcel97で作成したシートを「*.pxl」に変換して、「SpreadCE」で閲覧・修正することができます。(当然、関数や機能の制限はありますが....)
≪手順≫
母艦のデスクトップにWindowsCEサービスをインストールすると、「モバイルデバイス」という項目ができますが、この中でファイルの変換設定ができました。
1.「ツール」メニュー→「ファイルの変換」を選択します。
2.「デバイス(E-500)からPCへファイルを変換」を設定します。
3.「変換可能なモバイルデバイスのファイル」から「PocketExcelワークブック」をクリックし、「編集」ボタンを押します。
4.「PCのファイルに変換」のところで、種類を「Excel97(*.xls)」にして、「OK」を押します。
5.同様に「PCからデバイスへファイルを変換」のところでも、変換元を「Microsoft
Excelワークシート」、変換先を「PocketExcel2.0/3.0(*.pxl)」に設定すれば、相互にファイル変換が可能です。
WindowsCEサービスを使用しないといけないのが多少ネックではあるものの、意外と簡単なところにコンバータが隠れていて、盲点でした。