私の所有するカシオペアE-500は現在出回っているPocketPCのひとつ前のかたち・パームサイズPC(PsPC)と呼ばれたものです。
購入したのは、確か1998年の5月くらいだったと思います。移り変わりの早いコンピュータ界では「ひと昔前」の機種となってしまいました。
しかし私はどうもPocketPCに乗り換えようという気がおきません。
ほかの機種に目が行ったり、その結果お金に余裕が無くなってしまった....などの理由はあります。
でも正直に言って、現在のPocketPCはE-500をはるかに超える魅力があるように思えないのです。
以下に比較表を作ってみました。
機能 | E-500 | E-700 |
サイズ/TD> | 横83.6×縦131.2×厚み22mm、重さ255g | 横81.8×縦128×厚み18.9mm、重さ218g |
メモリ | RAM32MB(ROM32MB) | RAM32MB(ROM32MB) |
拡張スロット | CF Type1、2 | SDメモリカード |
入力 | 手書き、ソフトキーボード、オンラインソフト | 手書き、ソフトキーボード、オンラインソフト |
ワープロ | 手書きメモ | Pocket Word< |
表計算 | オンラインソフト(SpreadCE) | Pocket Excel |
ファイル操作 | オンラインソフト(TascalExplorer) | ファイルエクスプローラ |
ブラウザ | NetFront | Pocket Internet Explorer |
通信 | 携帯・PHS専用ケーブル、611S、CFカードモデム他 | 携帯・PHS専用ケーブル |
音楽 | MP3、WMA | MP3、WMA |
動画 | モバイルビデオプレーヤー | モバイルビデオプレーヤー |
※PocketPCに関しては雑誌の情報しか知らないので、間違いや足りないところがあるかもしれません。
(あくまで私の認識内の情報なので、不備がありましたらご指摘下さい)
自分で比較検討してみた感じ、PocketPCの優位性があまり感じられません。Jornada548などは外付けキーボードが使えたり、横画面モードなどの裏技があるようですが....。
サイズの軽減やデザイン、PocketOffice系の充実など人によっては充分買いかえるに値する変化があるのかもしれません。でも私は今のところWinCE系のパームサイズPCはE-500で充分です。高速だし、表示もきれいだし、何しろ愛着があります。
素晴らしいオンラインソフトが足りない機能を補ってくれますし、マイクロドライブ・CFカードモデムなどが使えるなど拡張性も優れています。
現役マシンとしてもまだまだいけるのではないでしょうか。
私が買いかえるとしたら、現在のPocketPCにプラスアルファとして
・サイズ200g以下
・CF Type2スロットの他にメモリスロット
・バッテリーは汎用性が高く、長時間駆動
・キーボード標準搭載
・ATOK Pocket標準搭載
・頑強なボディ
・縦横画面の自由切替 etc....
これらの性能が加わってからになると思います。
WinCEのOS自体は好きなので、ぜひとも実現して欲しい機能です
2001.2.10UP