ザウルスのファイル操作


ザウルスを使っていてとまどったことのひとつに、「ファイル操作」が挙げられます。
標準ではexprolerのようなファイル管理ソフトが無いこと、またMOREソフトを導入しても初期状態ではディレクトリ階層が見えない、という点です。
MI-E1で文章を読込・保存したり、ホームページの更新作業をするに当たって、ファイルの格納場所がわからないと(見えないと)PCデータとのやりとりがうまくいきません。(Palmでは文章入力するつもりも無いし、階層テキストはMeDOCで扱えるので、さほどファイル管理の必要性は感じませんでした)
しかしMOREソフトの説明ファイルを読んでいるうちに、どうやらソフトによってはディレクトリをサポートしているらしいことがわかったのです。

私が使っているのは、

「拡張メモリ操作」(ボビーさん作)
「mabEditorV」(mabさん作)
「どこでもHTMLV」(mabさん作)   です。

このお二人のソフトでは、なかばんさん仕様の「ディレクトリ情報ファイル」を使用することによって、ディレクトリがサポートできるようです。
すると「ディレクトリ情報ファイル」は元々なかばんさんが考案したものなのか....?これは一体何ものなのか....?

よくわからないままなかばんさんのサイトに行ったり、ソフトの説明ファイルを読んで試行錯誤した結果、とにかくディレクトリを使うには、カードのルート上(F1:\)に自分で「DIRLIST.INI」というテキストファイルを作って、ディレクトリの存在を記述してやらなければ、ソフト上で認識できない、ということがわかりました。


まずデータとして、私のホームページのファイルをPCからCFカードにコピーしました。

\tantan というディレクトリの下に、

\e-500
\gazou
\kimagure
\love
\palm
\psion
\zaurus
などのディレクトリがあり、その配下にhtmファイルやgif、jpgファイルなどが複数入っています。

※ここで気をつけるのは、最上部のディレクトリである「\tantan」をCFカードの\(ルート)直下に置くことです。
私は、データファイルは「\_zaurus」の配下に置かなければいけないと勝手に思い込んでいたのですが、どうやら違っていたようで、\(ルート)直下に直したら正常にディレクトリにアクセスできました。(こんなこと間違えるのは私だけかもしれないですが(^^;))    


そして「DIRLIST.INI」を「mabEditorV」で作成してみます。ルールに従って、以下のように記述しました。

F1:\;
F1:\tantan\e-500\;
F1:\tantan\gazou\;
F1:\tantan\kimagure\;
F1:\tantan\love\;
F1:\tantan\palm\;
F1:\tantan\psion\;
F1:\tantan\zaurus\;











これを改行コード「CRLF」にして保存します。






















「mabEditorV」のFileOpen画面でドライブを「F1:\」に切り替えたところ、上記のディレクトリとその配下のファイルが認識されるようになりました。
(「F1:」にすると、「\_zaurus」の中身を参照することもわかりました)



















「拡張メモリ操作」の方は、「設定」画面で「List読」を選択すると、自動的にこの「DIRLIST.INI」を読み込んで記述通りのディレクトリとファイルが認識されました。
またこちらのソフトは、手動でディレクトリ情報を一つずつ追加することも可能なようです。

※この「ディレクトリ情報ファイル」は一度作っておくと、この方式に対応するソフト全てに使えるようです。














いろいろ悩みましたが、無事ディレクトリ問題が解決しました。
こんな風にわからないことをひとつずつクリアしていくのもまた楽しい作業です(^^)
「どこでもHTMLV」を使ってhtmファイルを新規作成・修正し、ローカルブラウズで確認することもできました。
FTPソフトでファイルをサーバーにUPROADし、ホームページの更新も行えます。

※MI-E1でホームページの更新を行う手順は、「HPを更新しよう」のところで紹介しています。


2001.2.23UP