物欲は続くよどこまでも


このサイトを開設して、おかげさまでまる2年が経とうとしています。
私の近況などは「気まぐれ雑記」で折に触れ書いておりますが、改めて私の大切な「ちっちゃいもの」たちについて、今感じていることをしたためてみようと思います。

まずは2002年2月現在の所有機です。

デスクトップPC SOTEC PC STATION G7120DW
ザウルス MI-E1、MI-TR1×2台
WinCE シグマリオン2、カシオペアE-500
Palm m100
EPOC PSION revo PLUS
その他 DataSlim2×2台、PocketPostPet×2台



昨年より増えてます。じわりじわりと(^^;)
ただ正直言って、最近よく使うマシンは限られています。
そのマシンとは、MI-TR1、シグマリオン2、DataSlim2です。
これらのマシンは、それぞれ使用するシチュエーションは違うものの、今の私には欠かせないものとなっています。


まず、普段基本的に持ち歩いているものは、DataSlim2です。

理由は、「サイズ」、「気軽さ」、「電池の保ち」です。
何と言っても、持つことに負担が全く無い、空気のような存在です。
例えば、うっかり床に落としても、青ざめることもありません。(本当は良くないでしょうが)

電源に関しても、毎日充電する必要もなく、忘れた頃にバッテリー交換のメッセージが出るのみで、そのボタン電池も入手が簡単です。
機能も私の中の「電子文具」としての条件を十分満たしています。
PIM、アドレス、メモ、ToDo、手書きメモ、おまけにアドインでゲーム他、便利ソフトも追加できます。

モノクロで通信機能がなく、文字入力も決して快適ではない、など昨今の機能てんこ盛りのPDAに慣れた身には物足りないところもありますが、何というか、PDAの原点という感じがします。
欠点と言うより、機能が絞られているからこそ、この形ができあがっているのだと思います。

そういうわけで、予備機を含め2台を所有し、1台を持ち歩いておりますが、連携すべきデスクトップ側のOS、こちらの今後のサポート状況が気になるところです。
DataSlim2もここ最近投げ売りが始まり、せっかくユーザーも増えたのはいいけど、今度はPCとシンクロできない、ということになると買った意味が無くなってしまいますので....。
(※追記:2002.3.5 DataSlim2とUSB接続リーダーUS10はWinXPに対応できそうです)



そして家庭内でのマシンの使い方について....。
育児中の主婦である私がもっとも長く時を過ごすのは、やはり家の中です。
家庭内で私が一人になれるのは、トイレか家族が睡眠中のときだけなので、いかに家事育児の合間を縫って自分の時間を確保するかが課題です。

そこで活躍するのがシグマリオン2(+AirH")とザウルスMI-TR1です。
シグ2については、最近の雑記で再三書いている通り、
●自由な場所で時間を気にせずネットにつなげられる
●文章を書く際、ストレス無くキーボードでタッチタイピングできる
・・・・これらの、「単純だけど最も重要な基本機能」が、私の「おつまみ自由時間」を助けてくれます。

MI-TR1については、今までのWEBブラウズの役割を家庭内ではシグ2に渡したものの、比類なき美しいVGA液晶を活かして、活躍の場は失われていません。
小説・まんがビューワしての活用をはじめ、数々のMOREソフトを導入することにより、なかなか楽しいマシンとなっています。

MI-E1の購入をきっかけにしてザウルスの世界に足を踏み入れた私ですが、いつしか旧機種であるMI-TR1の方が手放せなくなってしまいました。
MI-E1にあって、TR1に無いもの....それは私の中ではMPEG4動画再生機能とプチプチキーボード、そしてE1以降対応のソフト数個です。
スペック的にはハード・ソフト両面で足りないところがあるのかもしれませんが、そもそも「小説・まんがビューワとして使えるマシンが欲しい」と思って買ったTR1です。
その目的自体は充分に達せられており、かならずしも最新・最強の機能である必要はないのです。

しかしながら、もし「TR1相当のVGA液晶を持ったE21」が出てくれれば、即購入してしまうと思います。
最近「一人で外出」の時はTR1の方を持っていく機会が多いのですが、やっぱりMPEG4動画再生機能とプチプチキーボードを知ってしまうと、それが無いのは辛いものです。
これさえあればE1とTR1両方を持つ必要も無くなりますし、「持ち歩きマシン」としてはほぼ満点をつけられるのではないでしょうか。
切望しています。



マシンを使う場所、用途はその時々によって変わるものなので、シグ2、MI-TR1ともに、外でも家でも、使いたい方を選びます。
荷物の総量も関係しますし、気分の問題もあります。
これらのマシンは結構かさばりますし、取り扱いにも気を使いますが、その分、より快適な時間を私に与えてくれます。
そしてできるだけ両方のマシンで最低限のことができるように心がけています。
●WEBブラウズ・メールチェックを可能にする
●エディタ・画像ビューワ・縦書きビューワソフトなどを入れておき、文章書きや電子読書ができるようにしておく
●HTML記述支援ソフト・FTPソフトを入れ、HP更新をできるようにしておく
●ゲーム、お楽しみetc.

このように書き連ねてみると、私が望んでいることの殆どは最近のちっちゃいものたちが実現してくれていて、マシンによる性能差はほとんどないような気がします。
マシンによって得意・不得意分野があったり、デザイン・操作性・独自機能・オンラインソフトの充実度などの違いはありますが、結局どれを購入し使うのかは「好み」の問題なのかなぁと思います。
(どれが自分に合っているのかを知るには、やはり試してみるしかないわけですが(^^;))



ここ2〜3年、興味のおもむくままにちっちゃいものを買い続けてきました。
その時々で、それなりに購入動機を持ってはいましたが、いつしかマシンをいじることそのものが面白くなってきました。
それはそれで良かったのですが、「道具として」、「実用として」使いこなしているかといえば、多分そうではありませんでした。
いつしかよく使うものと使わなくなってしまったもので差ができてしまったのは、「かわいいから」、「欲しいから」と購入したのはいいけれど、結局使い続ける用途が見つからないまま関心が薄れ、消化不良を起こしてしまったということかもしれません。
本当に飽きられてしまったマシンがかわいそうですね。
反省しております。


そんな時代を過ごしてきましたが、AirH"とセットで、明確な使用目的を持ち実用的なマシンとなったシグマリオン2、MI-TR1、そしてDataSlim2....。
ようやく「道楽」だったマシンが「道具」に変わりつつあるようです。

魅力的な新製品が出ると、物欲が盛り上がってしまうのは否定できませんが(^^;)、自分にとって、「本当に必要なのか」、「何ができるのか」、「どのように楽しめるのか」....。
そういったことをよく見極め、一時の熱狂に流されず、有意義な買い物をしたい....!と思います。(←願望(^^ゞ)


2002.2.8UP