電子辞典をつめこんで-現代用語の基礎知識編


「電子辞典をつめこんで-広辞苑編」で、システムソフトの電子辞典(Windows版)のデータをシグ2で利用する手順を書きましたが、今回は「現代用語の基礎知識1998」を取り込むのに成功しました。
「広辞苑」と「現代用語の基礎知識」を入れておくと、互いに新旧の情報や足りない言葉を補い合っていい感じです(^^)

なお以下の設定を行う場合は、その前に必ず「電子辞典をつめこんで-広辞苑編」をご覧になって下さい。



【用意したもの】

●現代用語の基礎知識1998for Windows95&NT(システムソフト電子辞典シリーズ)

CE用電子辞典ビューワ(システムソフト電子辞典POCKET Ver1.2)

Tascal RegEdit(レジストリ編集ソフト)(←シグ2にインストールしておきます)

●128MBコンパクトフラッシュ(以下CF)



【大まかな作業の流れ】

1)現代用語の基礎知識1998 forWinを母艦のWindowsパソコンにインストールします。
(データのみのインストールが可)
   ↓
2)そこでできた辞書ファイルをCFにコピーします。
   ↓
3)CE用の電子辞典ビューワをシグ2にインストールします。
   ↓
4)そのままでは使えないので、辞典が読み込めるよう、レジストリを修正します。
(そんなに難しくないです)
   ↓
5)辞典ビューワから現代用語の基礎知識のデータが、閲覧・検索できるようになります。

それでは実際の作業に移っていきます。



【Windows版現代用語の基礎知識を母艦にインストール】

1)現代用語の基礎知識1998を母艦にインストールします。

2)すると、「\Program Files\SystemSoft\EDViewer」配下に「\DIC」というファイルができるので、それをフォルダごと全てCFにコピーします。
(「\DIC」の中には、「\GEN1998」というフォルダがあり、その中に辞典ファイルが入っています。(約13.7MB))
CFは忘れずにシグ2に挿しておきます。
これでこのCD-ROMの役目は終わりです。
(※このソフト(現代用語の基礎知識)は複数台のマシンでは使ってはいけないという決まりがあるので、注意してください)



【CE用ビューワソフトのインストール】

CE用ビューワソフトはこちらからダウンロードできます。

●「システムソフト電子辞典POCKET Ver1.2」の中の、「EDViewCE211.HPCPro_MIPS.CAB」をダウンロードします。
   ↓
●これをシグマリオン本体またはメモリカード上で展開します。
   ↓
●すると、「サポートされていないシステムバージョンです」というダイアログが出てきます。
「現在のオペレーティングシステムと互換性がありません。このデバイスで起動しない可能性があります。セットアップを続行しますか?」と聞いてくるので、「はい(Y)」を選択します。
   ↓
●インストール先フォルダを指定し、インストールが開始されます。
自動的に「\Systemsoft 電子辞典POCKETセットアップ」というフォルダができ、その配下にセットアッププログラムが入ります。
   ↓
●これからが本番のインストールです。
「setup.exe」を選択し、進めていきます。ビューワソフトはマシン本体メモリ側に入れる必要があるようです。
   ↓
●セットアップが完了したのでソフトを起動してみますが、「辞書なし」と出てしまいます。
そこで次はシグ2のレジストリを修正します。



【レジストリの修正】

ここでは、レジストリに辞典データを認識させるために修正を行います。

●事前にインストールしておいた「Tascal RegEdit」を起動します。


「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\SystemSoft\SSDictionary\Dic\00000013」
というキーを作成します。
(ちなみに私は既に「広辞苑」を入れています。上図の「00000012」は広辞苑のキーです。)

●「編集」→「新規」から「キー」を選択して追加していきます。
   ↓
●キーを作成後、最後の「\00000013」の配下に、それぞれ以下のように名前を付けて設定を行います。
※最後の8桁の数字は好きな数で良さそうです。ただしその場合、以下の「DicID」の数値も同じにします。

名前 項目 値のデータ(設定内容)
DicID DWORD(16進) 00000013
SRCINFO 複数文字列 現代用語の基礎知識1998
DicPath 複数文字列 \メモリ カード\Dic\GEN1998\GEN1998.idx
(↑実際は半角カナ入力、「メモリ」と「カード」のスペースに注意!)
DicName 複数文字列 現代用語の基礎知識1998

これで設定は終わりです。



【現代用語の基礎知識も使えた!】

CE用電子辞典ビューワを起動します。
「ファイル」を選ぶと、「広辞苑第四版」だけでなく、「現代用語の基礎知識1998」の名前もできています。
メニューバーの辞典ボタンでも切り替えができます。
検索文字を入力して、リターンキーを押すと、意味・用法が表示されます。


●検索は「前方一致」・「完全一致」・「ランダム表示」が使えます。
●文字サイズの選択やしおり機能などもあります。
●用例や類語をタップすると、そこに飛ぶこともできます。
●コピー&ペーストで、エディタソフトなどに文を貼り付けることも可能です。


「広辞苑」に続き、「現代用語の基礎知識」もシグ2につめこむことができました。
少しずつシグ2の電子辞典環境が充実しつつあります。
次は英和・和英辞典も入れてみようと思っています。うまくいくかな〜(^^ゞ


2002.3.5UP