やっと、シグ2と母艦のデスクトップをLAN接続することができました。
私は、今までにデスクトップとノートPCと1対1で「ケーブル接続」というものは行なったことがあるのですが、LANカードなどを使用してのLAN接続はやったことがありませんでした。
そこでWEB上でいろいろ情報収集をしてチャレンジしてみたものの、どうも初歩的なところで間違っていたらしく、それほど難しい作業ではないはずのに、かなりはまってしまいました。
そこで、私のようなLAN初心者向けにというか、自分の覚え書きとしてLAN接続の手順を書いておきたいと思います。
なお、以下の設定数値などは、いろいろなシグ2系サイトを参考にさせていただきました。
●ケーブル接続や赤外線接続よりも、データ転送・バックアップなどの速度が早い....らしいです。
●事前に一度だけ、ケーブル(オプション)か赤外線経由で母艦とシグ2のパートナー関係(ActiveSync)を作る必要がある、とのことです。
●シグマリオン2本体 | |
●デスクトップ本体 | LANボード標準装備。家庭用の、単独で使っているマシンです。WindowsMe。 |
●CF型LANカード(アダプタ) | CF-10USS(中身はCF-10T・プラネックスコミュニケーション)。 \2,979で購入。 |
●クロスケーブル | シグ2とデスクトップを直接つなぐ場合。HUBを介するときはストレートケーブル。 HLC-2T5X-3MP(Harmonet)というスリムケーブル(3m)を買いました。 ¥520で購入。 |
●USB接続の赤外線アダプタ | 赤外線経由でActiveSyncをする為、デスクトップに接続します。だいぶ前に買ってあったものです。 |
1)「コントロールパネル」→「ネットワーク」→「識別情報」で、「コンピュータ名」(=母艦名)、ワークグループを設定しておきます。
ちなみに、私はコンピュータ名を「tantan」、ワークグループを「family」としておきました。
2)「現在のネットワークコンポーネント」で「TCP/IP->LANボードの名称」が入っているのを確認しておきます。
入っていなかったら、「追加」します。
3)「TCP/IP->LANボードの名称」の「プロパティ」で「IPアドレス」タブを選択します。
4)「IPアドレスを指定」にチェックを入れ、以下のように数値を入力し、OKを押します。
IPアドレス 192.168.1.2 サブネットマスク 255.255.255.0
※ここのIPアドレスは、基本的に好きな数字でよいようですが、各サイトの記述を参考にさせていただきました。
※サブネットマスクの数値は固定のようです。
5)すると、「ネットワーク設定を更新します....」とのメッセージが出て、再起動を促されます。
1)「コントロールパネル」→「ネットワーク」→「アダプタ」で、「NE20001:NE2000
Compatible Ethernet Driver」を選び、「プロパティ」を押します。
2)「IPアドレスを指定」にチェックを入れ、以下のように数値を入力します。
IPアドレス 192.168.1.3 (←母艦のIPアドレスとは違う数値) サブネットマスク 255.255.255.0
3)「ネームサーバー」タブを開いて「プライマリWINS」に以下のように数値を入力した後、OKを押します。
プライマリWINS 192.168.1.2 (←母艦のIPアドレスと同じ数値)
4)すると、「アダプタにPCカードを使用している場合は、PCカードを取り外し、挿入し直すと新しい設定が有効になります。(以下略)」というメッセージが出てきます。
これはあくまで私の場合ですが、オプションのケーブルを買うのがもったいなかったので、以前からうちにあった「USB接続の赤外線アダプタ」を母艦につなげました。
(最近では「IrStick」などスリムサイズで安価な製品も出ているようなので羨ましいです。)
1)シグ2に添付の「ActiveSync3.1」をデスクトップにインストールしました。
2)シグ2側は「コントロールパネル」→「通信」で、「デバイス名」を入力します。
私は「sigmarion」にしました。
3)「PCとの接続」で「接続方法」を「赤外線ポート」に変更し、OKを押しました。
4)デスクトップ側は赤外線ポート、ActiveSyncのソフトをスタンバイし、シグ2側は「スタート」→「プログラム」→「通信」から「PCリンク」を選択します。
「ホストへ接続中」とのメッセージが出て、双方認識しあうことができたら、パートナー関係が構築されます。
※赤外線でPCとの通信を行うのは、これ1回で大丈夫です。
もう事前の準備はできているので、後はLANケーブルとCF型LANカード(アダプタ)をシグ2につなげるだけです。
1)シグ2側で「スタート」→「プログラム」→「通信」から「ActiveSync」を選択します。
すると通信が始まり、母艦側の「ActiveSync」も自動で起動します。
これで、各項目(仕事・予定表・連絡先・ファイルetc.)のシンクロが始まります。
2)母艦側の「モバイルデバイス」を起動すると、シグ2内のファイルが参照できます。
エクスプローラとファイルのドラッグ&ドロップも可能です。
シグ2側から母艦のファイルを操作するには、ちょっと事前の準備が必要です。
「モバイルデバイス」のように、その場で相手方の好きなファイルを自由にいじれるわけではなく、母艦側で「共有設定」を行ってあるフォルダ・ファイルのみを使用できます。
1)母艦側のエクスプローラを開き、任意のフォルダを選んで、右クリックをします。
2)「共有」というメニューを選択し、「共有する」をチェックします。
共有名・アクセスの種類・パスワードなどをそれぞれ指定します。
ここでのパスワードが後で必要になるので、覚えておきます。
3)他にもシグ2と共有したいフォルダ・ファイルがあったら、上記の作業を繰り返します。
4)シグ2側で「エクスプローラ」(マイハンドヘルドPC)を開きます。
5)アドレスのところに、「\\母艦名」を入力します。(←当然、「」は入力しません)
私の場合は、「\\tantan」です。
6)すると、先ほど母艦側で共有設定を行ったフォルダの一覧が出てきて、アクセスしようとするとパスワードを要求されます。
パスワードを入力すると、それらのファイルを使用できるようになります。
シグ2のLAN接続には様々な裏技が存在するようですが(別売ケーブル無しでいきなりLAN接続するとか、パートナー関係を作らなくてもいきなりシグ2から母艦ファイルを操作するとか)、私の場合、ごくノーマルな方法を実践しました。
たまたまうちにUSB接続赤外線アダプタがあったおかげで余計な出費も無かったですし、レジストリなどをいじるのもちょっと怖かったりして....。
また上記の説明では「母艦とパートナー関係を結ぶ」のを後に持ってきて説明していますが、これは私がはまった経験上からです。
先に母艦名(コンピュータ識別名)を自分の中で意識していた方が、相互にファイルを連携する場合にわかりやすいかなぁと思ったので。
順番はどっちでもよいと思います。
ともかくLAN接続ができるようになって、母艦とのファイルのやり取りが楽になりました。
今まではCFメモリカードを使っていましたが、これからはLANケーブルをこたつに伸ばして(それが目的で3mのものを買いました)、シグ2から母艦にアクセスできるので、便利です(^^)。
本当は無線LANができればベストですが、まだ機材がちょっと高いので、ひとまずは安価な有線LANで様子を見たいと思います。
2002.2.6UP