シグ2とAirH"でプチ書斎!


【悩んだけど結局シグ2購入に決めたっ!】 (2002.1.23up)

【どこでもプチ書斎】 (2002.1.23up)

【カスタムメモリ・バックアップの大誤算】 (2002.2.8up)

【カスタムメモリの正しいバックアップ!?】 (2002.2.8up)





【悩んだけど結局シグ2購入に決めたっ!】

AirH"の導入については、「AirH"賛歌」で述べた通りの経緯ですが、シグマリオン2(以下シグ2)の購入は、私には珍しく、かなり悩みました。
(↑もともとは優柔不断な人間ですが、ちっちゃいものを買うときの決断だけは早いので....(^^ゞ)

2ヶ月以上も、「欲しいなぁ」、「でもやっぱりやめとくか」、「でもやっぱり欲しくなってきた」の繰り返しです。
以前持っていたJornada680をしっかり活用できず売却してしまった経験が、私をためらわせていたのだと思います。

ポケットポストペットのCE化でお茶を濁したりもしましたが(←これはこれで楽しめましたけど)、2001年末頃からシグ2への思慕はいよいよ募ってきて、毎日毎日kakaku.comをチェックしていたところ、比較的安いショップ(通販)の情報が載っており、ついに陥落してしまいました。


そもそも私はシグ2が出た当初、実はあまり関心がありませんでした。
ザウルスMI-TR1が大のお気に入りとなり、VGAの美しい世界に魅了されていた頃です。

シグ2を意識しだしたのは、いつもの巡回サイトである「ふふふPalm」さんのレポートがきっかけだったと思います。
その内容とは、ふふふさんが奥様に「シグ2で無線LAN環境」を作ってあげている様子でした。
奥様が快適そうにシグ2を使ってらっしゃる様子を、
「いいなぁ、家の中で自由にいろんな所でネット環境が使えて....。ザウルスでは無線LANってできないのかなぁ。ケーブルつきのLANはできるみたいだけど....」
などと思いながら見ていました。
そして、ふふふさんの「Palm&シグマリオン2」という組み合わせは、相互に機能を補い合って、いい感じの使い分けだなぁと思いました。
”シグ2を買ってから、喫茶店などで文章入力するのが楽しくなってきました”
なんていうつぶやきを見ていたら、
「タッチタイピングできるキーボートがついてるのは、やっぱりいいよな〜」と思い始め、少しずつシグ2への興味が湧いてきたのです。

関心がでてきたせいか、各WEBサイトにシグ2の記事が載っていると、チェックするようになりました。
特に目についたのが、「Palmユーザーがシグ2と併用する」パターンや、「AirH"との組み合わせで快適なネット環境を構築」というパターンです。
その時点では、「私にはVGAザウルスもあるし、AirH"も関係無いもんな〜。やっぱりやめとこう」と思ったりもしました。
徐々に惹かれていく心に気づかないふりをしながら....(^^ゞ


そしてお正月、自分の実家や夫の実家に泊まりに行きました。
一応私の実家の方にはデスクトップPCがあるので、基本的にはそこで通信をしたのですが、おふとんの中で寝そべりながらネットにつなぐのは、MI-TR1に純正キーボードを付けて行いました。
純正KBはとりあえず入手しておいたもので今まであまり使ったことがなかったのですが、せっかく家から離れたところに来ているし、どんな使い勝手か試してみようと思ったのです。
・・・・実際使ってみると、溜息が出るほど不便な感じでした。キーそのものが打ちにくく、ひら・カタ・英数の切替も少々面倒です。キー配列も迷ってしまいますし....。
うわさのぱたぱたキーボードでしたら、たぶんもっと使いやすいのでしょうが、こちらは不合格です。
すぐケーブルを引っこ抜いて手書き認識モードに切り替えました。
PHSで接続していたので、通信時間も気になるし、ささっと入力できないので、レス書きもオンではしづらい状況です。
「TR1でのWEB閲覧はPDA界では最高峰なのに、キーボードがないから惜しいなぁ....」
ついそんな思いを抱いてしまいました。
(もちろんMI-E1ではキーボードがついてますが、TR1を知ってから、どうもE1でWEB閲覧をするのがつらい感じになってしまいました)

以来、年末からちょっとずつ芽吹いていたシグ2への思い・キーボード熱が盛り上がってきました。
そして手元には、年末調整で戻ってきたお金の中からもらったおこづかいなんかもあったりして、「もういいや、シグ2買おう」という決心がついたのです。


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【どこでもプチ書斎】

「キーボード快適入力」と「見やすい画面」と「接続時間を気にしない環境」を欲した私は、シグ2とAirH"を導入してみることにしました。
今のところ、この選択はなかなか良かったと思います。

ザウルスMI-E1のプチプチキーボード、これは本体サイズから考えると素晴らしい発想で、特に立ちながらの入力方法としてはかなり優れていると思います。
しかし正直言って「家の中で座って」となると、どうも使う気が起きません。
私の使い方では、E1は「外で使う」のに適しているような気がします。

シグ2は、もちろん外で使ってらっしゃる方も多いでしょうが、「座って入力」に向いている感じがします。
両手でタッチタイピングが可能ですし、液晶側のふたを180度まで開けるので、机だけでなく膝の上に乗せても安定感があります。
今日も長めの文章を打ってみましたが、ATOKPocketも入っていますし、ストレスを感じずに入力ができました。
(キーの位置には多少の慣れが必要ですが....)

画面も横広ですが、横は640ドットで見やすいですし、今まで「大きい、大きい」と思っていたシグ2のサイズにも段々慣れてきました。
欲を言うとPsion5mxくらいになれば理想的ですけど、現状ではこの価格でこれだけの機能を実現するには仕方ないことかもしれないとも思います。


そして、何と言っても「AirH"」を思い切って導入したのが良かったです。
これとシグ2の相乗効果で、私のプチ書斎が成り立っています。
時間帯によって、つながりにくかったり切断されることもままありますが、私の中ではもっとも重要な周辺機器になりました。

AirH"は難しい設定もいらず、すぐネットにつなげられました。
この組み合わせで驚いたのが、本当に素早くネットへの接続ができることです。
プロバイダへの接続がスムーズにいった場合、シグ2のふたを開けて10数秒後にはWEBサイトが表示されています。
AirH"での認証が早く、シグ2の動作速度もスピーディーなのだと思います。

最近家の中では、ちょっと時間があるとシグ2を開いています。
こたつの上だったり、トイレの中だったり....。
ネットにつなぐだけでなく、さっと開いて文章を快適に入力するのも楽しいです。

使い分けについては、今のところあまり深く考えてはいません。
外出するときなど、シグ2を持っていきたい気分ならそうするし、TR1で充分だと思ったら、そちらを持っていきます。
家の中でも同様で、まんがビューワとしてTR1をトイレに持ち込んだりすることもあります。
欲しくて買ったマシンが思っていた以上に使えて嬉しかったというだけで、単純なものです。
LANカードも買ったので、データをきちんと共有できれば良いと思います。
それが面倒かな?(^^;)

CFスロットが1つだけなので、AirH"を挿してネットにつないでいる間は大容量のファイルを扱えないということのみが、現状の不満点ですが、2002年はじめの買い物としてシグマリオン2は大満足です(^o^)


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【カスタムメモリ・バックアップの大誤算】

すごい大誤算でした。いえ、単に自分がマニュアルをよく読まなかったのが悪いんですが....(^^;)


私はシグ2の「カスタムメモリ」の空き容量を増やしたかったので、そこに入っているアプリケーションファイルのみをバックアップし、必要に応じて戻せればよいと思っていました。
「カスタムメモリ」にはあまり使わないアプリがたくさん入っているのですが、完全に消すのもなんだし、とりあえず取っておくか、ぐらいの気持ちでいたのです。

そこで「運用アシスタント」の「バックアップ」で「「カスタムメモリ」をバックアップする」というのにチェックを入れ、CFカードにバックアップ作業を行いました。
そのようにチェックを入れておいたので、てっきり今回の「バックアップ」は、「カスタムメモリ内のデータのみをバックアップしてくれている」と思い込んでいました。
作業を終えた私は、不要と思われるアプリを消し、結果として「カスタムメモリ」の空き容量も増えたので喜んでいました。

その後いろいろなオンラインソフトを入れ、LAN接続設定をしたり、本体メモリにフォルダを作ってその中にテキストファイルなどを保存していました。
徐々に使いやすくカスタマイズしていったのです。

しばらくして、以前消したアプリの中で必要なものが出てきたので、「リストア」をすることにしました。
私はこれによって、単に「カスタムメモリ」内のアプリのみが復活されると思っていたのです。

しかし、いざ「リストア」を実行してみると、何だか様子がおかしいです。
デスクトップから、いくつかオンラインソフトのアイコンが消えています。
エクスプローラ(マイハンドヘルドPC)で確認してみると、「カスタムメモリ」の中にアプリは復活しているものの、私が本体メモリ内に作ったフォルダや各オンラインソフトの実行ファイルなどが全て消えていました。

要するに本当にくだらないミスを犯したのです。

「カスタムメモリをバックアップする」というのは単なるオプションであって、ここでの「バックアップ」とは、「そのときのマシンの状況」をそっくりそのまま保存し、「リストア」でそれを復元する、ということだったのです。

せっかく入れたソフトやテキストデータなども削除され、全てパアになってしまいました。
まだそれほどデータも蓄積されていなかったのでそれほど大きな被害ではなかったのですが....。
(ただ、なぜかバックアップ後に行ったLAN接続の設定だけは消えずに残っていました。謎です。)


私のようなうっかり者はあまりいないでしょうが、マニュアルはちゃんと読んだ方が良いなぁとしみじみ反省した次第です。
特にデータの保存に関することは....。
(シグ2アプリケーションガイド P.114〜117参照)


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【カスタムメモリの正しいバックアップ!?】

「カスタムメモリ」内の中味だけバックアップを取ったり、戻したい場合は、「運用アシスタント」の「データコピー」で行えることがわかりました。
(これから書くのは私の試した結果なので、やってみる場合は自己責任でお願いしますm(__)m)

●バックアップを取る場合
1)「対象データ」の「指定フォルダ」で「\カスタムメモリ」を選択し、「出力元→出力先」を「本体→カード」にします。
2)実行すると、メモリーカード内にコピーが行われます。

●アプリを戻す場合
1)メモリカードから「カスタムメモリ」にアプリを戻したい場合は、まず「対象データ」の「指定フォルダ」にチェックを入れます。
2)「出力元→出力先」は「カード→本体」にして、「入出力先」は「メモリカード」にして実行します。
3)そのままだと単にファイルが戻るだけなので、「運用アシスタント」→「カスタムメモリユーティリティ」で、「セットアップ」を選ぶと、アプリが再登録されます。
4)リセットをかけて終了です。


オンラインソフトやデータを入れ直してシグ2を再構築できたからいいや、と負け惜しみを言いつつも、良い勉強になりました(^^ゞ


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2002.2.8UP