どこでもプリントアウト(TR1顛末編)


掲示板「Mini Space」にて、Keiさんへるつさん、Shigeさんにアドバイスをいただき、「どこでもプリントアウト計画」に一応の決着をつけることができました。(他にも良い方法があったら、ぜひ掲示板・メールなどでご指導ください。)

※このページを最初にご覧になられた方は、先に「どこでもプリントアウト(TR1挫折編)」の方を見ていただくと話の流れがわかりやすいと思います。



【手書き文字の印刷ができました】

前回の挫折編では電子アルバムに直接手書きした文字を印刷することができませんでした。
そこでいただいたのが、3通りのアドバイスです。

●電子アルバムのデータをPCデータに送出し(←PNG形式で保存される)、Keiさんの「常駐びゅーわVGA」でファイルオープン。JPEGファイルとして保存し、それを「画像PCデータ読込」で電子アルバムに持ってくる。そのデータをFreedioに送り、印刷。>Keiさんより


●電子アルバムではなく夏町銅夏さんの「PrismPaint」で手書きをし、BMP保存。mabさんの「JpegCutter&Movie」でファイルをオープンし、JPEGファイルとして保存。それを「画像PCデータ読込」で電子アルバムに持ってくる。そのデータをFreedioに送り、印刷。>へるつさんより


●かずわいさんの「くいっくめもVGA」で手書き文字を書いて保存すると、マイコンテンツの電子アルバムに表示できる。それで目的のメモを詳細で開いてから、「操作メニュー」→「通信」→「読込/送出」→「画像をPCデータに送出」する。
これで JPEGファイルに変換できます、とのことです。>Shigeさんより


・・・・ということで、どれも最終的にJPEGファイルを電子アルバム用データに保存できるやり方を教えていただきました。

3つとも試してみましたが、TR1では「常駐びゅーわVGA」を使う方法「くいっくめもVGA」を使う方法を書いてみたいと思います。
「くいっくめもVGA」の方は、実際やってみたら、「画像をPCデータに送出」をしなくても、電子アルバムの画面から直接IrTran-Pで画像データを送れちゃいました。



◆◆常駐びゅーわVGAを使う◆◆

1)まず電子アルバムで手書き文字やを入力し、登録します。
(もちろんイラストでも何でもOKです)


2)左図のように「画像をPCデータに送出...」します。
(特に設定を変えなければ、本体ドライブ(F0:)にPNGファイルとして保存されます)









3)常駐びゅーわVGAを起動します。
ファイル名の項目のところをタップすると、ファイル選択ダイアログが出てきます。













4)ファイル選択ダイアログに、先ほどPCデータに送出したファイル(PNGファイル)が出てきます。














5)これを「保存」ボタンを押して、JPEGファイルに保存します。
(保存ファイル名は「F0:MPTSAVE.JPG」で固定とのことです)


6)この「F0:MPTSAVE.JPG」のファイルを、電子アルバムの「画像PCデータを読込...」で読み込ませます。










7)Freedioプリンタ側の設定をしておきます。
受信設定を「IrTran-Pモード」にセットし、スタンバイにしておきます。


8)「操作メニュー」→「通信」タブ→「光通信」を選びます。
送信状態で光通信方式は「IrTran-P方式」を選び、「実行」を押します。
すると「画像変換中」というメッセージが出て、データが送信されます。


9)Freedioプリンタ側は「RECEIVE」という受け取りメッセージが出るので、用紙を挿入します。PRINTボタンを押すと、印刷が始まります。

以上のような流れで、印刷が完了しました。





◆◆くいっくめもVGAを使う◆◆

1)くいっくめもVGAを起動し、手書き文字を入力し、登録します。
(もちろんイラストでも何でもOKです)

※登録すると、電子アルバムで閲覧できるようになります。












2)電子アルバムを開くと、先ほど入力したものが出てきます。

※電子アルバムの一覧では、くいっくめもVGAで書かれたデータはすべて「くいっくめも」と名前がつきます。












3)Freedioプリンタ側の設定をしておきます。
受信設定を「IrTran-Pモード」にセットし、スタンバイにしておきます。


4)「操作メニュー」→「通信」タブ→「光通信」を選びます。
送信状態で光通信方式は「IrTran-P方式」を選び、「実行」を押します。
すると「画像変換中」というメッセージが出て、データが送信されます。


5)Freedioプリンタ側は「RECEIVE」という受け取りメッセージが出るので、用紙を挿入します。PRINTボタンを押すと、印刷が始まります。

以上のような流れで、印刷が完了しました。




【写真データの印刷は簡単】

こちらは「どこでもプリントアウト(TR1挫折編)」でも書いた通り、成功しています。
もともとJPEGファイルだったものを電子アルバムファイルに変換しているので、すんなり印刷できてしまうのです。

電子アルバムの「操作メニュー」の中だけでできるので、いちばんお手軽なのですが、プリンタがモノクロ感熱紙なのでちょっと意味無しかもしれません。

カラー印刷可能なFreedioが出れば面白いと思うんですが....。




【テキスト印刷も「一応」できましたが......】

「一応」という但し書きがついてしまいますが、できました。
出力される文字サイズが異常に小さいのです。(1文字が1mmくらい)
当然、大きさや文字装飾などの指定はできません(^^;)
用紙は名刺サイズ横向きで、文字も横書きのみです。


まず「ワープロ」や各種エディタの文字列を、コピー&ペーストで電子アルバムに貼り付けます。
この段階で文字列ではなく、画像として扱われます。
「常駐びゅーわ」の場合、後の手順は手書きメモの場合と同じです。

「くいっくめもVGA」を使う場合は、以下のような手順で行います。



◆◆くいっくめもVGAでテキスト印刷◆◆

1)「ワープロ」や各種エディタの文字列を、コピー&ペーストで電子アルバムに貼り付け、登録します。














2)くいっくめもVGAを起動して、「呼出」ボタンを押します。


※左図の画像が見にくくてすみません(^^;)












3)すると、電子アルバムのデータの一覧を見ることができます。

ここで先ほど登録した電子アルバムデータを選択します。


4)くいっくめもVGAの作図画面にそのデータが現れたら、「登録」を押します。
(この時点でJPEGファイル化されているのだと思います)


5)Freedioプリンタ側で受信できるようセットしておきます。





6)再度電子アルバムを開き、「操作メニュー」→「通信」タブ→「光通信」を選びます。
送信状態で光通信方式は「IrTran-P方式」を選び、「実行」を押します。
すると「画像変換中」というメッセージが出て、データが送信されます。


7)Freedioプリンタ側は「RECEIVE」という受け取りメッセージが出るので、用紙を挿入します。PRINTボタンを押すと、印刷が始まります。

以上のような流れで、印刷が完了しました。





・・・・このように、ザウルスとFreedioを組み合わせて「どこでもプリントアウト」が、できなくもない(^^;)ことがわかりました。
あんまり皆さんのお役には立たないでしょうが、実験している過程が楽しかったので、「まぁいいかな」と思っています。

実用に耐え得るかどうかは疑問ですが、一応こういう方法で印刷ができることを確認しました。

「手書きメモなんて、紙に直接書けばいいじゃん」っていうツッコミは無しですよ〜(^^;)
これはあくまで「テキスト印刷」を実現するための準備(ステップ)だったんです〜。


改めまして、Keiさん、へるつさん、Shigeさん、かずわいさん、記事を紹介して下さったザウポケのMarさん、ありがとうございましたm(__)m


2001.10.22UP