ちびプリンタの誘惑


私は基本的に「ちっちゃいマシン」が大好きなのですが、周辺機器に関しても同様です。
例えばプリンタ。

一応スタンダードなインクジェットプリンタ(Canon F660)も持っていますが、これはあくまで「実務用」です。
性能は多少劣っても、コンパクトで機動力があるものについつい目がいってしまいます。

ここ1年以内に、ヤフオクにて2台のちびプリンタを入手しました。
カシオの「Freedio FZ500P」と富士通の「PrintiaMini XM-30TE」です。
Freedioに関しては、ザウルスMI-E1MI-TR1などで出力実験を試みた結果、イレギュラーな方法ながら何とかプリントアウトすることができました。
通常の赤外線(IrDA)の他にIr-TranPモードもサポートしているため、それが叶ったわけです。

そしてPrintia Mini、こちらは赤外線(IrDA)とUSBポートが使えます。
我が家の据え置き型インクジェットプリンタは、まだ小さい子供たちに触られないように、基本的に箱の中にしまっているので、即座には使えません。
とっさに印刷がしたいときなどに重宝します。
こちらはザウルスからは印刷できませんが、シグ2などWinCEからは印刷が可能です。(ただし付属のドライバはMIPS、SH3のみです)

これらのちびプリンタは感熱紙を使うため、インク交換の手間もなく、純正の用紙以外に市販のワープロ用感熱紙なども切って使えます。
Freedioは充電式ですが、数十枚を出力できますし、Printia Miniは単3乾電池4本かACアダプタ(別売)で駆動します。
どちらも印刷さえしなければ、かなり長い期間電池が保つようです。
実際に数ヶ月前に入れた電池がまだ生きていました。

いずれにせよ、どちらにも言えるのは、抜群の携帯性と手軽さです。
鮮明なカラー印刷はできなくても、プリンタすらデスクから飛び立てるのが、何だか自由な感じがするのです。

文庫本やコミックをデジタルデータ化しようとしたり、できるだけペーパーレスを目指している私がプリンタにこだわるのは自分でも矛盾しているなと思います。
ただ、自分の紡いだ「ことば」たちが紙ではどんな風に表現されるのか、液晶画面以外のところで見てみたいのもまた本心です。
A4でカラー印刷なんて仰々しくなくていい、小さい紙でそんなにきれいじゃなくていいからサッと印刷してイメージを掴んでみたい。そんなところです。

もちろんこれらのちびプリンタは、人によって使われ方が違うと思います。
ビジネスマンの方が出先で資料を出力している様子ぐらいしか思いつきませんが、こういうものを買われる方は、どんな使い方をされてるのか気になります....。

ともかく私の場合は、大好きなちびマシンとちびプリンタをセットで持っていると、何だか「マイ七つ道具」を持っているような感じで楽しいのです。
子供がお気に入りのものをかばんに詰めて遊びに出かけるように....>まるでコドモの私です(^^;)


2002.2.12UP